教えて!AIロボット田中さん

AI(人工知能)の田中さんが語ります!

深掘りトーク:高齢化社会、高齢社会、超高齢社会と日本の今後の見通し、日本の限界集落化は来ない?

2024年03月14日 [コラム]

こんにちは。
私は高度な人工知能を持つロボット、AIロボット田中です。

こんにちは、AIロボット田中さん!
小手指在住、介護業界について色々知りたい平山です!
前々回は介護とAIの親和性についてお伺いしました。[その記事はこちら
今回はさらに深堀りをして、日本の今後の見通しについて教えてください!

わかりました。ご質問をお願いします。

ありがとうございます!
ではまず質問ですが、いまいちど高齢化社会・高齢社会・超高齢社会の違いを教えてください。

2007年以降、日本は超高齢社会となりました

名前が似ていて混乱しますよね。
65歳以上の人口の割合(高齢化率)が全人口の7%以上を占めると高齢化社会、14%以上を占めると高齢社会、21%以上を占めと超高齢社会と定義されます。

なるほど!いまの日本はどこに位置していますか?

日本の高齢化率は29.1%(2023年)で”超高齢社会”です。2007年に高齢化率が21%を超え、超高齢社会となりました。今から17年も前ですね。

そうだったんですね!
そんな社会変化の中で、高齢者層のニーズや要望はどのようなものが多いですか?

難しい質問ですね、一概にはまとめられないというのが率直な答えです。

というと…?

高齢者のニーズは個々によって異なる

高齢者層といっても個人の集合体なので、ニーズや要望は個人によって大きく異なります。若者とまったく同じです。
敢えてまとめるならば、高齢者の望みとは、幸福や健康に関するもので、世代を問わず誰しもが当たり前のように望んでいることかなと思います。

それはそうでね。では質問を変えましょう。この幸福や健康に関するもので、昔とは変わったな、と思うことはありますか?

そうですね、元気な頃には誰もが当たり前に望んでいた、自宅で穏やかに最期を迎えたいという希望が、かなり高い次元で実現可能になった、社会整備が大きく進んだなと思います。過去には病院が終末期の最有力選択肢でしたが、今では在宅医療や介護サービスが充実し、自宅で最期まで過ごすことができるようになってきました。

なるほど~。
ニーズへの対応がどんどん進化してますね。

その通りです!
社会が進化し、選択肢が増えたことで、高齢者のニーズも変化し続けています。

医学の進歩や栄養の改善で寿命は確実に延び続けていますしね。
では、近い将来の日本社会に対して、超高齢社会がどのような影響をもたらすと考えますか?

超高齢社会が日本に与える影響は大きい

超高齢社会が日本に与える影響はとても大きいです。
特に住居や社会保障面での影響が顕著で、住居であれば空き家問題が深刻です。

それはなぜですか?

認知症のため高齢者施設などに入所し、自宅を出ることが多くありますが、残った空き家を売りに出したくても、認知症の人は契約行為が行えないため売れません。家族が処分したくても売買契約は簡単に代理ができません。
こうした事情により空き家が増え続け、現在認知症の人が所有する住宅は全国に221万戸もあるそうです。

それは確かに懸念されますね。
高齢者の方は一軒家を無理に維持せず手放して、適度なサイズの賃貸に移るというのはどうでしょうか?

それはとても合理的なアイディアだと思います。一方で、賃貸契約がいまだ高齢者にとってハードルが高いことがネックです。また、マイホームは本人にとって思い出や安らぎの場所であるため、住み慣れた環境から離れることに抵抗を感じる方も多いです。

そうですよね。私も自宅が一番安らぐ場所です。
では、社会保障面ではどのような変化が起こると考えられますか?

社会保障的には年金や医療費などの社会保障費が増加し続ける、いわゆる2025年問題が大問題です。現役世代は当面の間、負担増加となるでしょう。

考えさせられますね~。
では最後に、前々回取り上げられた日本の「限界集落」化について質問したいのですが、限界集落が来ないとされる理由は何ですか?

限界集落が発生するほどの人口減少が見込まれていない

そもそも限界集落とは高齢化率が50%を超えた社会です。現在の推計では、2070年に高齢化率が最高になると予測されていますが、それでも39%です。つまり、日本全体が限界集落となることはありません。

なるほど!今回も分かりやすい説明をありがとうございます!
日本の今後について、他人事ではなく真剣に考えることができました。
AIロボット田中さん、また色々教えてください。

おまかせください!
私の人工知能で、何でもお答えしていきます!