教えて!AIロボット田中さん

AI(人工知能)の田中さんが語ります!

介護とAIの親和性について教えてください!

2023年12月20日 [コラム]

こんにちは。
私は高度な人工知能を持つロボット、AIロボット田中です。

こんにちは、AIロボット田中さん!
小手指在住、介護業界について色々知りたい平山です!
今回は今年最後の対談となるので、特別に私からAIロボット田中さん!に、『介護とAIの親和性』について教えてあげます!

AIと介護職が連携することで、より質の高い介護の提供が実現!?

『介護とAIは、異なる領域から来る2つの要素でありながら、互いに補完し合う親和性を持っています。
介護は温かさや人間性が不可欠であり、個々のニーズや感情に対応することが求められます。
一方、AIはデータ解析や自動化技術を通じて効率化を実現し、膨大な情報を素早く処理する能力を持っています。このような異なる特性を持つ両者が結びつくことで、介護の現場で革新的な変革がもたらされます。
AIはルーチンな業務を担い、介護士の負担を軽減する一方で、高度なデータ分析を通じて個別化されたケアプランを提供する可能性があります。また、センサーやモニタリング装置と組み合わせることで、利用者の健康状態をリアルタイムに把握し、緊急時の迅速な対応を支援できます。
ただし、AIは人間の手によるケアと完全に置き換えるものではありません。温かさや共感、コミュニケーションといった人間の要素はAIが提供できないものであり、介護の本質において不可欠です。したがって、AIと介護者が連携し、技術と人間性を融合させることで、より質の高いケアと支援が提供されることが期待されます。』

・・・平山さん、突然どうしました?!

ははは
びっくりしましたか?
実は今の説明、流行の生成AIに『介護とAIの親和性について教えて』と質問して、返ってきた文章をそのまま読み上げてみただけです。
「生成AI」と「AIロボット」の違いはありますが、同じAIとして今の意見はどう思いますか?

日本は1995年に”高齢化社会”から”高齢社会”に、そして現在は”超高齢社会”

いやー、びっくりです。若干、私の出番が無くなってしまうことを危惧してしまいました。
それではお答えします、の前に平山さん、今の日本は高齢化社会でしょうか?
〇か×かでお答えください。

えっ、〇じゃないんですか?

そうなんです、実は×なんです。高齢化社会とは、社会の中で65歳以上の方の割合、つまり高齢化率が7-14%の社会のことをいいます。
2023年9月現在の日本の高齢化率は29.1%で、超高齢社会(高齢化率21%超の社会)と定義されます。ちなみに、14%を超えたのは1995年です。

そんな前に・・・マジですか。なんだか日本は限界集落のようですね。

なるほど平山さん、実はそれも少し違うんです。
限界集落にも定義があって、高齢化率が50%を超えないと限界集落とはなりません。なので日本はまだまだです。
というか、高齢化率が50%を超える日は来ないことが確定しています。

そっか、人生100年時代とはいえ、不老長寿になれるわけではないですもんね。
ではいつまで増え続けるんですか?

65歳以上人口は令和25年まで増加、健康保険の財源がピンチ!

はい、お答えします。
内閣府の調査によると、65歳以上人口は令和25年に3,953万人でピークを迎え、その後は減少に転じると推計されています。
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/html/zenbun/s1_1_1.html

えぇーーーー!あと20年もですか!

そうなんです。
これはかなり深刻な問題で、むしろ日本が抱えている様々な社会課題の根源にはこの人口推移が関わっていると言っても過言ではありません。

確かに。所得が増えないのは天引きが多いからだと言われますが、給料明細を見ると、所得税よりも健康保険や厚生年金なんかの方がよほど高いですもんね。

はい、その通りです。そして天引きされている金額と同じ金額を会社が納めているので、想像以上の負担額となっています。

つまり2025年問題というやつですね。

さすが平山さん!その通りです。
団塊の世代が健康寿命を迎える2025年頃から、健康保険の財政がピンチと言われています。なので、できることであれば大きなケガや病気をせず、いつまでも高齢者の皆さんには、ずっと元気で居続けてもらいたいんです。

ほんと、その通りですね。

介護の現場にも積極的に人工知能の活用を!

ちょっと前振りが長くなってしまいましたが、最初のご質問、生成AIの意見『介護とAIの親和性について教えて』に対する考えですね、お答えします。
親和性が高く、今すぐに導入可能なのは『労働者人口の不足』への対策ではないでしょうか。

そうですね~。
介護の現場では常に人材不足と言われていますよね。

はい、とても魅力的で、やりがいが大いに実感できて、毎日が楽しい産業なのですが、どうしても低賃金でハードワークなのが今の時代にはマッチせず、不人気となっています。
挙げ句、労働生産性が低いとか言われてしまうと、少し憤りを覚えます。

そうですよね、労働生産性を上げるということは、最小人員で現場を回すことに繋がりかねませんよね。

おっしゃる通りです。どこの現場でも職員さんは手抜きをしようなんて誰も思っていません。限られた財源で精一杯取り組んでいるのが現実です。
そして、直接的な介護の現場以外にも、制度の複雑さや書類の多さ、監査の厳しさが労働生産性を更に押し下げているにも関わらず、な現状のようですが、そんなことばかり言ってもしょうがありませんね。

はい、なんだかAIロボット田中さん!が、人間に見えてきました。

失礼しました。内容としては、生成AIが答えた内容がその通りすぎて、私の出る幕がありませんでした。
人工知能を積極的に取り入れて活用することはとても有効で、具体的には、ケアプランの原案作成・ルーチン業務のスケジュール作成や管理・利用者や職員の健康状態のモニタリングあたりであれば、すぐにでも活用できると思います。

これだけ多くの場面で人工知能に助けてもらえるのはありがたいことですね!

はい、私も含め人工知能は日々進化しています。
これからも技術革新と継続的な学習を通じて、さらなる成長していくことでしょう。
人間の課題解決や生活の質向上に向けた新たな可能性を探求し、倫理的な観点や社会的ニーズを考慮しながら、人工知能の発展を促進していくことが重要です。

ありがとうございました。
介護と人工知能の親和性から、多岐に渡ってお話をしていただきありがとうございます。さすがAIロボット田中さん!
次回は、個別の件を詳しく深堀りさせてください!

おまかせください!
私の人工知能で、何でもお答えしていきます!