なぜ高齢者が熱中症になりやすいのか教えてください!
2024年04月30日 [コラム]
今回のポイント
こんにちは。
私は高度な人工知能を持つロボット、AIロボット田中です。(ウィーーーーーン)
こんにちは、AIロボット田中さん!
小手指在住、介護業界について色々知りたい平山です!
今日は熱中症について教えてほしいです。
承知しました!お答えいたしましょう。
先日祖母と買い物に出かけたら、祖母が軽い熱中症になってしまいました。
そこまで暑い日ではなく、僕は何ともなかったのですが。
高齢者の方は、若い方より熱中症にかかりやすいですからね。
これからどんどん暑くなりますし、とても注意が必要です。
そうなんですね!
ではなぜ、高齢者が熱中症になりやすいのか教えてください!
はい、お答えします!
大きくは3つ、
・エイジングによる脱水
・加齢による体の働きの低下
・暑い、のどが渇いたというセンサーの低下
です。
なるほど~。それでは一つずつお願いします。
加齢(エイジング)による脱水
完熟ブドウのように、人間もエイジングとともに脱水してしまいます。
具体的には身体の中の水分が、赤ちゃんは体重の75~80%、若者は60%程ですが、高齢者は50%以下になると言われています。
例えば、60kgある若者は60%=36ℓが水分、ですが高齢者だと50%=30ℓとなります。この6ℓの差は大きいですよね!
なるほど!
6リットルの水って、すごい差があるのですね!
加齢による体の働きの低下
次に、暑くなってくると、人間は汗をかきます。この汗がとても重要で、汗が皮膚から蒸発する時に熱を奪い、体を冷却します。これにより、体温が上昇しすぎるのを防いでいるのですが、高齢者は発汗機能が低下するため体温を放熱できず、熱中症に陥ってしまいます。
なるほど、人間も気化熱が大切なんですね!
センサーの低下
そして、高齢者は体温や喉の渇きを感じる感覚、つまりセンサーが鈍くなる傾向があります。
そのため、暑さや喉の渇きを意識しにくくなり、必要な水分補給を怠りがちです。
「わたし、全然のど乾かないのよ~。昔より飲まなくなったかも。」とおっしゃる方いませんか?
このような感覚も高齢者独特の感覚ですので、注意が必要です。
たしかに、自分の祖母もそのようなことを言っていました。
この3つ理由から、高齢者の方は熱中症にかかりやすくなっています。
なるほど!
もっと祖母に気をつかってあげればよかったです……。
この3つの理由に共通するものは何か分かりますか?
……。
全て、水分に関わるお話ですね!
その通りです!
熱中症予防には水分補給がとても大切ですが、高齢者の方はより注意をして、意識的に飲むことが重要です。
なるほど!
水分摂取量の目安などはありますか?
水分摂取量の目安
個人の体調や活動量により異なりますが、一般的には1日に約1.5~2ℓの水分を摂取することが推奨されています。これには食事中の水分も含まれています。
目安としては、1時間に100ml程を摂取すると良いでしょう。
そうなんですね。
水分補給はなんでも良いのでしょうか?
水分補給に適した飲み物
経口補水液が一番効率的かもしれませんが、ノンカフェインのお茶(麦茶等)やスポーツドリンク等がオススメです!真水や白湯よりも、身体への吸収性が良いようです。
また、カフェイン入りの飲み物やアルコール類は利尿作用があるので水分を失いやすく、効率が悪くなる可能性があります。
なるほど、色々と考えると一体何を選んだらよいのか迷ってしまいますね。
そうですね。色々とお伝えしてしまいましたが、考えすぎて飲まなくなってしまうよりは、好きなものを飲むのが一番です!
とにかく、こまめに水分を摂ってください!それに尽きます!(ウィーーーーーン)
ありがとうございます!また一つ、知識が増えました!
ところで、さっきからずっと、ウィーーーーーンと、何かが回っているような音がしていますが、何ですか?!
実は最近、私も身体の排熱機能が落ちてきて、フィンを大きくしたんですよ!
ロボット田中さんも歳をとってきたんですね!
安心してください!
歳をとっても、常に元気なAIロボットでいます。
いつでも何でもお答えします。お任せください!
頼もしい!これからもよろしくお願いします!